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腎臓にできる腫瘍の中で、その約90%は悪性腫瘍の腎がん(腎細胞がん)でこれは、尿をつくる尿細管細胞から発生します。50歳以降の中高年者に多く認めら、30歳以下の若年者にも発生することがあります。男女比は2〜3:1、男性に多く認められます。発生原因ははっきりしていないところも多いですが、喫煙、性ホルモン等はリスクファクターとして考えられています。
腎がんの特徴として、がんの多発が挙げられます。つまり、ある腎臓に検査で1個の腎臓がんが見つかったときに、 その腎臓の他の一見正常そうに見える部分にも画像検査では見つからない小さながんが隠れていることがあり、これを衛星病変と呼びます。直径4cm以上の大きながんでは約10-20%にみられるとの報告もありますが、小さな腎がんでも皆無ではありません。 |
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