近年、超音波診断技術の進歩により、腎細胞がんでは検診などで施行された超音波検査にて偶然発見されるケースが全体の半数以上になっています。これらの場合の多くは全く症状がなく、なおかつ比較的腫瘍径が小さいという特徴があります。当科ではこのような早期な腎腫瘍に対して、積極的に低侵襲に治療が可能な腹腔鏡下手術を行い、高い治療成績を有しております。詳しくは腎腫瘍・手術成績の項目ををご覧ください。また、腫瘍以外にも超音波上の異常としては腎のう胞、水腎症、腎結石などが考えられます。腫瘍との鑑別も含め、泌尿器科での精査をお勧めします。
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