
比較的若年の方が、排尿痛や尿道違和感をともなって尿に濁りを認める場合、尿道炎が疑われます。詳しくは尿道炎の項目をご覧ください。他の原因として膀胱炎があります。男性の場合、尿道が女性に比べ長い為、膀胱炎には通常はなりにくくなっています。そのため、男性の膀胱炎の場合、他の疾患が合併している可能性があります。例えば、尿路に結石がある場合や、排尿障害のためうまく尿が出せず残尿を認める場合です。
また、水分摂取が少ないときや発熱時の濃縮した尿も濁って見えますし、少し無理をした時などに機能性蛋白尿といって尿中に蛋白が出ることがあり、この場合にも尿は濁って見えます。これらはすぐに改善しますのであまり心配ありませんが、あまり続くようでしたら他のことが原因の可能性もあります。泌尿器科の受診をすすめます。
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