東海大学医学部外科学系腎泌尿器科学　Dr. 小路　直

泌尿器悪性腫瘍、前立腺肥大症に対する経尿道的内視鏡手術、医療技術の評価分析

日本泌尿器科学会、米国泌尿器科学会、国際泌尿器科会議、日本癌治療学会、日本内視鏡外科学会、日本泌尿器内視鏡学会、日本超音波治療研究会、日本超音波医学会、日本泌尿器癌局所療法研究会

東京医科大学

2002年東京医科大学医学部医学科卒業

2004年聖路加国際病院外科系研修医修了

2004年東海大学医学部大学院医学研究科　入学

2008年東海大学医学部大学院医学研究科　卒業、医学博士

2008年東海大学医学部外科学系泌尿器科学　助教

2010年東海大学医学部外科学系泌尿器科学　講師

2011年～
　2013年南カリフォルニア大学泌尿器科へ留学

2015年東海大学医学部外科学系泌尿器科学准教授
（東海大学医学部付属八王子病院勤務）

2019年東海大学医学部外科学系泌尿器科学准教授

絵画、史跡めぐり、ジム通い

泌尿器科の魅力は？

泌尿器科は、内科的治療から外科的治療まで幅広く包括的な医療に取り組むことができることが魅力です。また、泌尿器科領域の臓器は、生命に重要な役割を果たすと同時に、排尿や性機能などの生活の質にも影響するものであるため、治療では、その低侵襲性が重視されます。経尿道的内視鏡、腹腔鏡、ダビンチに代表されるロボット技術、超音波診断技術、超音波治療技術、レーザー技術など、どれも低侵襲医療のための医工学の結晶といえます。このような最先端の医療技術と常に隣り合わせで診療、研究ができることに泌尿器科の魅力を感じます。

主に取り組んでいることは？

10年ほど前から、高精度前立腺生検に関する研究と前立腺癌のテーラーメイド治療に関する研究に取り組んでいます。高精度前立腺生検は、核磁気共鳴画像と経直腸的超音波画像を画像技術により融合させ、この融合画像ガイド下に生検を行うことで、精度の高い生検を行うものです。さらに、この生検は、前立腺内部の癌の位置を高精度に診断できるため、その部分の選択的な治療(focal therapy)、手術への応用、正確な無治療経過観察など、個々の患者さんに適した治療を提案することができます。増加し、多様化する前立腺癌に対して、効果的で低侵襲な治療ができるよう、今後も努力します。