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真性包茎の定義は包皮口の狭窄により、亀頭を露出させることの出来ない状態であり、仮性包茎は包皮が過剰のため亀頭が露出していない状態で、包皮口の狭窄がなく、真性包茎とは区別されます。しかし、もともと包皮と亀頭は癒着しており、包茎がない場合3歳頃までに90%が翻転可能となります。包茎の治療の適応は原則的に真性包茎に限られますが、以下の理由でも適応されます。
1) 亀頭包皮炎、尿路感染症を繰り返すもの
2) 排尿障害を有するもの
3) 嵌頓(かんとん)包茎
4) 真性包茎を伴う埋没陰茎
5) 家族の希望
手術時期は先にも述べましたが3歳頃に包皮がほとんど翻転可能となることからこの頃と思われます。日本人の場合ほとんどが仮性包茎であることから包茎に対する手術に対する抵抗があるようですが、アメリカでは生後すぐ環状切除術を行なったり、その他宗教的な理由で包皮切除を行なったりしており亀頭が露出していることが当然と考えられています。また子宮がんの原因とも考えられているため積極的に行なわれているようです。 |
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